お菓子屋さんを京都東山に出店されるということで、お話を頂きました。

コンセプトとしては、京都の立地条件を生かした京都町屋風のお店ということで、町屋の雰囲気を損なわないように、2F外部は既存のデザインを生かしたプラン、1F外部に関しては、エントランス・ポーチから全てやり替えています。

また、立地が知恩院さん前ということで、京都市の環境保全・風致地区ということもあり、環境に適したデザインにしております。

工期は、年明けから3月中旬と非常に厳しいものでありましたが、お客様はじめ、関係者の方々、職人の方々のご協力もあり、無事竣工となりました。

工事範囲ですが内部は全て改装し、1Fはエントランス・お菓子の売り場スペース・中庭、2Fは喫茶スペースとなっており、材料は全て本物を使い、仕上げ材にもこだわっています。

壁も漆喰風ではなく、本漆喰、棚も合板類ではなく、無垢材、床は今では珍しい墨入りの土間。

また、売り場スペースにはお客様ご希望のステンレスのショーケースなども設置されており、古き良きデザイン・仕上げを取り入れるだけでなく、新しい物も取り入れられたデザインになったのではないでしょうか。

一度お立ち寄り頂く事ができましたら、肌で感じて頂く事が出来れば嬉しく思います。